【ママ薬剤師の転職は難しい】子持ちで転職を成功させるポイント5つ

ママ薬剤師が転職する場合はどうやって転職するのか、転職方法の選び方が重要です。

転職方法を考えずに転職活動を行うと、特に小さい子供がいる子持ち薬剤師はNGと断られてしまう場合があります。

私は2人の幼児を持つママ薬剤師であり、子どもの進学をきっかけに転職活動を行いました。結果、エージェントから希望に沿うような求人をいくつか紹介していただいています。

この記事では、子どもを持つママ薬剤師ならではの、転職活動で見極めるべきポイントを具体例を交え紹介しています。

この記事を参考にすることで、子持ち薬剤師の転職活動でみるべきポイントがわかるので、子持ちでも働きやすい職場探しをスムーズに行えます。

ママ薬剤師の転職活動は、薬剤師専門のエージェントを利用し、子持ちが働きやすい職場を探すのがおすすめです。

おすすめの転職エージェントはこちら>>【2023年版・薬剤師の転職】おすすめ転職エージェント４選【徹底比較】

子持ち薬剤師の転職成功ポイント5つ

子持ち薬剤師の転職活動の成功ポイント5つを紹介します。

優先順位を決めて欲張らない

自分が何を優先したいのか、しっかり決めてから転職活動した方が良いです。

優先順位を決めずに転職活動すると相手の条件にのまれてしまい、自分が大切にしたいことがぶれてしまうからです。

結局自分の希望が先方に伝わらず、結果的に希望に沿った結果にならない可能性があります。例えば以下のようなものです。

私は勤務時間を第一優先、休日の取りやすさを次に優先しました。

通勤時間も考慮したかったのですが、お迎えに間に合う距離ギリギリのところまで広げて探しました。その方が、転職先の候補が多くなり、見つかりやすいです。

ママ薬剤師が転職活動を行う際は、何を優先するのか、何を妥協するのか、条件の優先順位を自分の中ではっきりさせることが大切です。

自己分析とキャリアの棚卸しをしっかり行う

自己分析と自分のキャリアの棚卸しを、転職活動する前に行っておきましょう。自己分析ができていないと、自分の強みを面接でアピールできません。

多くの人は、わかっているつもりでも、自分が何が苦手で何が得意なのか、自分でもわかっていないです。

キャリアの棚卸は、今までどんな仕事に就いてきたか、何を身につけてきたかを知ることです。キャリアの棚卸をすると、例えば以下のように今までの仕事を客観的に見れるようになります。

自己分析やキャリアの棚卸しを行うと、自分の強みや弱みがわかるようになります。

子育て中のスタッフが多く在籍しているか確認する

子育て世代のスタッフが多く在籍しているかを、転職する前に確認しておきましょう。

確認せず、子育て世代がいない職場に転職すると、子ども関連の急な休みや早退に理解してもらえない可能性があるからです。

実際、私も独身男性ばかりの職場では保育園からの呼び出しで早退するときは嫌味もたくさん言われました。

子育てに理解のある職場の目安の一つとして、子育て中のスタッフが在籍しているかを確認しましょう。

在籍している薬剤師は多いか確認

薬局や病院内に在籍してる薬剤師の人数を確認しましょう。

在籍している薬剤師の人数が多いほど、希望通りの休みをとりやすく、急な休みや早退に対応しやすいからです。

子どもが小さいと、急に熱を出したり保育園の行事で平日に休みを取らないといけないことが多いです。

人数が少ないと休みを断られたり、保育園の行事に参加できないこともあります。

自分1人の予定を調整するだけではないママ薬剤師は、多くの薬剤師が在籍している職場を探しましょう。

転職エージェントを利用する

ママ薬剤師が転職をするときは、エージェントを利用する方が良いでしょう。

子どもがいると、勤務時間や休みの取り方に縛りがあることが多いです。細かな勤務条件は、エージェントを通した方が希望を伝えやすく、1人で転職活動を行うより条件交渉しやすいからです。

私も実際、希望に合わせてエージェントの担当の方が上手く交渉していただいたことがあります。子持ちの薬剤師転職では、特に先方に伝えづらい子ども関連の勤務条件が多いです。

例えば私の場合、以下のような条件を交渉していただきいました。

転職を成功させるためにママ薬剤師は、条件交渉をしてくれるエージェント利用がおすすめです。

私が実際に利用したエージェントの紹介記事はこちら>>【初心者おすすめ】ファルマスタッフは丁寧なサポートが評判の薬剤師転職エージェント

子持ち薬剤師の働き方

子持ち薬剤師の働き方は、大まかに以下の2つで分類できます。

勤務（雇用）形態

勤務形態は例えば以下のような雇用形態です。

正社員では時間の縛りが長くなり、出勤日数に縛りがある職場が多いです。ただし、給与は増えるので給与重視であればおすすめ。

パートは働く時間や曜日を交渉できるため、自分の好きな時間や曜日で働くことができます。時給は地域や勤務時間帯によるが、日中働くことが多いママ薬剤師は安くなりがちなので注意が必要です。

派遣は高時給であることが多いです。しかし、コロナ禍の影響もあって求人は減少傾向です。働く条件として、長期で働く職場もあれば、数ヶ月間のみ働く場合もあります。

また、派遣薬剤師は遠方の職場になる場合もあるので注意が必要です。

今はとにかく給与が多い方が良い、時間数を減らしてゆとり持って働きたい等、自身の希望に合わせて選びましょう。

職場

薬剤師が働く職場は、主に以下のような職場があります。

病院は急性期から慢性期病院まで仕事内容はさまざまです。急性期病院は薬剤師も多く、休みが取りやすい可能性がありますが、忙しく残業続きになることもあります。

ドラッグストアは調剤とOTC販売を兼ねているところが多いです。また、配属の薬剤師が店舗に少ないことが多いでしょう。

子どもが小さい子持ちのママ薬剤師は、店の特徴をよく見極める必要があります。また土日祝日も開いているので、休日のシフトに入れないと採用が厳しい場合が多いです。

調剤薬局は、求人が他の職場と比べて多いでしょう。調剤薬局の数が多いためです。土日祝も開いている薬局もあれば、平日のみのところもあります。

配属店舗によって人数が多かったり少なかったりさまざまですが、大手であれば比較的ママ薬剤師の対応に慣れているところが多いです。

卸や製薬会社等の企業は、土日休みであるところが多く、子どもの行事に合わせやすいでしょう。しかし、求人自体が少ないため企業に転職を考えているのであれば、こまめにチェックする必要があります。

調剤等の薬剤師の仕事が向いていないと感じている人は、医療現場とは違う仕事として企業で働くのも良いでしょう。

子持ち薬剤師が働きやすい職場の特徴4つ

子持ち薬剤師が働きやすい職場の特徴を4つ紹介します。

子持ちのスタッフが多い

子持ちのスタッフが多い職場は、子どもの急な体調不良や行事に理解がある場合が多いです。

皆同じように休みたくないけれど、急に休まなければいけなかったり、早く帰らなければいけなかったりと同じような経験をしてきているためです。

ただし、同じ市内の小学校や保育園の子どもが多いと行事が被りやすく、休みが取りにくい可能性もあるので注意が必要です。

ママ薬剤師に理解のある職場の特徴の一つとして、子持ちのスタッフが多いことが挙げられます。

近くの店舗に薬剤師が多く在籍

チェーンの薬局やドラッグストアであれば、近隣の店舗の薬剤師数を確認しておくと良いでしょう。

ママ薬剤師は、急に休むことになったり、その後も数日間子どもの体調不良で休みをもらうことが珍しくありません。

その場合、近隣の店舗に薬剤師が多く在籍していれば、応援をもらって欠員が補充できます。そのため、ママ薬剤師も受け入れてもらえる場合が多いです。

会社全体の薬剤師数も大事ですが、近くの店舗の薬剤師数の確認をしっかりしておきましょう。

遠い場所への応援や出張が多すぎない

遠方の店舗へ応援や出張がどれくらいの頻度であるか、子持ちであれば確認しておくべきです。

会社によっては電車で1時間以上かかる店舗へ応援へ行くことになったり、片道2時間以上かけて丸1日研修のための出張があったりするからです。

遠方すぎる応援や出張が多いと、保育園や学童（放課後児童クラブ）のお迎えに間に合わなかったり、間に合っても帰宅後、子どもの話を聞いたり世話をする時間が取れない可能性があります。

遠方への応援や出張は特に大手の調剤薬局やドラッグストアーに多い傾向があります。例えば、事前に以下のような項目を確認しておくことをおすすめします。

社会人として、研修や出張があるのは仕方ないですし、仕事なので行くべきなのは理解できます。しかし、子どを持つと時間的に厳しい場合があるのも事実です。

遠方への出張や応援が多すぎない職場は、特に小さな子どもをもつママ薬剤師が働きやすい言えます。

休みが取りやすい

希望する休みが取りやすいことは、子持ちのママ薬剤師にとって重要です。

子どもが成長するにつれて、保育園や小学校の行事、PTAや保護者会の集まり、地域の行事等どうしても休まなければならない日が多くなるからです。

特に小学校と保育園、など歳が離れていると行事の日程もバラバラで休む日が多くなりがちです。

希望する休みが取りやすいことは、子どもがいる親にとって働きやすい職場と言えるでしょう。

子持ち薬剤師が働きにくい職場の特徴

子持ちの薬剤師が働きにくいと感じる職場の特徴は以下の通りです。

残業が多い

残業が多い職場は、子どもを預けて働くママ薬剤師にとって、働きにくい環境と言えます。

保育園や学童ではお迎えの時間が決まっていることが多いです。お迎え時間を大幅に遅れると、預かってもらうのが難しくなったり、延長料金がかかったりします。

定時に上がれたら良いですが、そうもいかない職場も多いのが現実です。

実際に残業がどれくらいあるのか、正社員でなくても残業があるのか確認しておきましょう。

薬剤師の人数が最低限

薬剤師のスタッフ人数が、最低限の職場はママ薬剤師にとって働きにくいです。

ママ薬剤師は子どもの体調不良や、行事で休みを取らなければいけない場合があります。最低限のスタッフしかいない職場では、休みを取ることを渋られたりするからです。

子持ち薬剤師は、子ども関連で休みをいただくことが多くなります。休みが取れないくらい代わりの薬剤師がいない職場は注意しましょう。

子育て中のスタッフがいない

子育て中のスタッフが少ない、あるいは全くいない職場も注意が必要です。

同じように子供を育てているスタッフがいないと、子どもの体調不良やPTA行事など、行事の参加に理解がない可能性があるからです。

また理解があったとしても自分だけ突発的に休んだり、休みの希望を出すことに申し訳なくなり居心地が悪くなる可能性もあります。

薬剤師はもちろん、事務や他のコメディカルも含め子育て中のスタッフがいない職場は、子持ち薬剤師が働きにくいと感じるでしょう。

遠すぎる職場

通勤に時間がかかる、遠すぎる職場も注意しましょう。子どもがいると、保育園や学童の開所時間や、お迎えの時間が決まっているからです。数分過ぎただけだからと言って、大目にみてもらえません。

また、いくら時給や待遇が良くても職場が遠く通勤に時間がかかりすぎるのは、時間がないママにとっては厳しいでしょう。宿題を見られない、寝かしつけが遅くなる等の可能性があります。

遠すぎる職場は忙しいワーママにとって、厳しい条件になります。

休みを自由に取れない

休みが自由に取れない職場は、子どもがいるママ薬剤師にとって働きにくいです。

保育園や小学校の行事、PTA、保護者会の集まり等、平日に行われることも多いからです。また、土曜開催の行事も多いですが、土曜日が仕事の場合は休む必要があります。

固定休であれば予定は立てやすいですが、子どもの行事や地域や自治会の行事に合わせて休みを取ることが必要になります。

休みが柔軟に取れる職場でないと、子持ちママ薬剤師は働きにくいと感じるでしょう。

子持ち薬剤師の転職が難しい理由と注意点

子持ち薬剤師の転職が難しい理由と注意点は主に以下の4点です。

思うような求人がない

子持ち薬剤師が転職しようと求人を探しても、なかなか希望する条件の求人は見つかりません。子どもがいると、以下のように条件が多くなりがちです。

全てを満たす好条件の求人はそもそも少ないです。

自分が譲れる条件はできるだけ外しましょう。条件を絞って探さないと、思うような求人に出会えません。

夜まで働けないと求人がない

特にスタッフが少ない職場や、企業以外の医療現場の仕事では、店舗や部署を閉めるラスト時まで勤務できる人を求めています。勤務終了時間を早めの勤務条件で探すと、求人がかなり少なくなります。

特に小さい子どもがいるママ薬剤師だと最後のシフトまで入れないので、積極的に採用されないことが多いからです。

仕方がないのですが、ママ薬剤師は勤務時間に制限があるため、受け入れ先が少ない傾向があります。

小さい子供がいる時点でお断り

小さい子どもがいると、そもそも企業側がNGを出し、面接すら受けられない場合があります。

子どもが小さいと突発的な発熱等の体調不良で、急に数日間の休みをもらわなければいけない場面があるからです。2人、3人と兄弟がいればその期間はさらに伸びます。

突発的な休みを懸念しそもそもママ薬剤師は採用しない、書類選考の時点でNGとしている職場も珍しくありません。

ママ薬剤師はそもそも受け入れてくれる企業や病院が少ないため、転職が難しく感じます。

時給が低め

ママ薬剤師が働く時間帯は時給が低めの傾向があります。地域にもよりますが、薬剤師の求人自体が少ない都心や中心部はさらに時給が低いです。

子持ちでパートを探している薬剤師が比較的多く、需要が同じ時間帯に集まるためです。土日祝日、夜に勤務できる、当直可能となると時給もUPしやすいですが、子どもがいると難しいでしょう。

ママ薬剤師の求人では、思っているより時給が低くなりがちです。

子持ちのママ薬剤師が働くには周りのサポートと理解のある職場が必須

子育てと仕事を両立したい、子供の学校行事などを大切にしたいなど転職理由は様々ですが、子持ちのママ薬剤師が、働くにはパートナー等周りのサポートと職場の理解が必須です。

家事育児はもちろん、子どもの急な体調不良や通院も周りと協力して分担しないと、母親は働けません。また子持ちに対して職場の理解がないと、母親は職場で肩身の狭い思いをして働かないといけないからです。

両親が遠方、夫の帰宅が遅く常にワンオペである。そんな方もできるだけ1人で頑張りすぎず、周りと協力できるよう話合いましょう。例えば以下のように工夫できます。

子持ちのママ薬剤師に理解のある職場を探すには、必ず薬剤師専門の転職エージェントを利用しましょう。

丁寧に話を聞いてくれ、安心感があるエージェントです。転職前の相談から面接や内定後のサポートまで行なっていただけます。

忙しいママ薬剤師が転職するには、エージェントを利用して効率よく行うことをおすすめします。エージェント利用の方が、こんなはずじゃなかった！となる転職失敗の可能性が低くなるでしょう。

相談から転職まで全て無料で利用できるので、一度登録して相談してみてください。

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