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- 単科クリニックの門前薬局に勤めていると知識が偏っているんじゃないかと不安
- 良い求人があっても単科の門前は勉強できないかもしれない、と踏み切れない
- 単科門前だと、幅広い科の経験がないから次の転職活動に不利になるのでは?
私も精神科・心療内科門前に勤めていたころ、同じように悩んでいました。
この記事では、精神科門前薬局に数年勤めた私が、数年後に単科クリニック門前の経験があって良かったと思えるようになった理由、単科クリニックの門前薬局を選ぶポイントを解説しています。
この記事参考にして求人を探すと、単科門前の薬局に転職しても転職後に後悔する可能性が低くなります。また、単科クリニックで自信を持って勤めることができます。
知識の偏りが気になる場合は単科の門前薬局でも、複数の店舗がある薬局を選びましょう。それが難しい場合は、思い切って転職し、環境を変えましょう。
単科クリニック門前を選ぶときに注意するポイント3つ
オフィスビル内や医療モール内にある調剤薬局など、さまざまな処方を受ける面薬局も増えています。しかし、まだまだ単科クリニック・病院の門前薬局が多いのが現実です。
条件の良い求人が単科の門前で迷っている場合は、以下の3つのポイントを考えてみてください。
- 他に店舗があるか、またその店舗の処方元の病院を確認する
- 処方元の病院に複数の先生が在籍しているか
- 自分が求める条件を整理する
他に店舗があるか、またその店舗の処方元の病院を確認する
気になる求人が単科門前の薬局でも他に数店舗あり、他店舗への応援や移動の可能性があるのであれば、単科でも問題ないでしょう。他の科も学びたい!と思った時に、環境を変えられる可能性があるからです。
また応援先の処方元が、別の科や総合病院だとまた新たな学びに繋がります。
数年後のことも考え、複数店舗のある薬局であるかの確認は必須です。
処方元の病院に複数の先生が在籍しているか
同じ単科のクリニックでも、一人の先生がずっと診ている病院もあれば、複数の先生が診ているところもあると思います。
複数の先生が診察している病院は、同じ診療科の処方でも処方する薬が違うことがあります。
私が以前勤めていた薬局の処方元はこのパターン。精神科の中でも先生の専門が違うので勉強になりました。
先生が複数在籍していると、同じ診療科の門前薬局でも新たな気づきや学びがあると感じます。
自分が求める条件を整理する
自分は何を優先したいのでしょうか。給料や福利厚生が優先事項であれば、知識をつけるための環境を諦めることも大事です。まず自分の中の優先順位を考えましょう。
- 知識
- 環境
- 給料
- 福利厚生など
すべてを叶えられる職場が見つかれば良いですが、条件が多いほど難しくなります。優先事項をはっきりさせ、職場を選びましょう。
こんなはずじゃなかった!と後悔しないためにも優先順位を考えることは必須です。
薬局の薬剤師|単科クリニック門前は知識が偏りそうで不安
ワンパターンの処方|スタンダードの薬がわからない薬剤師としての不安
調剤薬局はほとんどの場合、門前の病院・クリニックの処方を多く受け付けることになります。私の勤めていた薬局も「精神科・心療内科」門前の調剤薬局。受け付ける処方の9割が精神科・心療内科の薬でした。
よくある血圧の薬や糖尿病の薬を知らないわけではないのですが、圧倒的に触る機会は少なかかったです。大学時代の友人とどんどん差が空くなぁと不安になりました。
勉強会に参加し、本を読み、自分なりに知識を補完していたつもりでした。しかし、やっぱり実際に「経験」があるのとないのでは知識の深さが違うのだと感じていました。
単科の門前調剤薬局|最大のメリットは一つの科を深く学べること
単科門前薬局の最大のメリットはひとつの科について深くしっかり学べること。
現在は診療科目も多い総合病院の門前薬局に勤めていますが、同僚たちは「精神科って苦手なんだよね」「睡眠薬の使い分けはよくわからない」と言っており、苦手意識のある薬剤師も多いようでした。
そこで、精神科門前で働いた経験がとても役に立っていると実感できます。
- 向精神や抗精神の違い
- 睡眠薬や抗不安薬各々の特徴
- 重たい一包化処方や粉砕に慣れている
転職したばかりの頃は精神科の知識が深いことが自信に繋がりました。内科の先生は使わないような薬も多く扱っていましたが、その知識は知的財産となり、仕事に役立っています。
私が以前いた薬局では、精神科・心療内科に興味があって深く学んでいる先輩薬剤師ばかり。
先輩やクリニックの先生に教えてもらった深くマニアックな知識は、門前薬局に勤めていたからこそ得られたもの!
単科クリニックの門前薬局では確かに知識は偏ります。しかし、1つの科をじっくり学ぶことは逆に強みになります。
他の科も学びたいと思ったときの3つの手段
同じ科だけじゃなくてもっと様々な科を経験したい!と思ったときは以下の3つの手段があります。
- 他店舗へ応援に行く
- 他の店舗へ移動願いを出す
- 思い切って転職
他店舗へ応援に行く
複数の店舗を展開している薬局であれば、他店舗へ応援へ行かせてもらいましょう。
他店舗へ応援へ行けば、普段触れないような処方を知る機会が増えるからです。総合病院の門前薬局に勤めていても同様で、単科の門前へ行けば、その科をより深く学ぶことができます。
他店舗への応援は、一番簡単に手っ取り早く他の科を学べる手段です。
他の店舗へ移動願いを出す
もし、他の店舗へ応援へ行くことが難しい場合は、他店舗へ移動願いを出してみましょう。
移動になり新しい店舗学ぶことは大変ですが、確実に成長できます。勉強会や書籍でいくら勉強できても、やっぱり実際に経験してみることが一番成長につながるからです。
複数の店舗がある薬局であれば、上司に相談してみてください。
勉強したい!の熱意があれば相談にのってくれるはず!
思い切って転職する
他店舗への応援や、移動が難しい場合は思い切って転職することも考えましょう。今までと違う環境で学ぶことが自己成長につながるからです。
私も実際、転職したことで新しい分野の学びが深まりました!
自分が成長したい!新しい環境で学びたい!という思いからの、ポジティブで前向きな転職は成功しやすいです。
どうしても自分で学びの環境を変えることが難しい場合は、転職して物理的に環境を変えてしまいましょう。
転職におすすめのエージェントはこちら>>【2023年版・薬剤師の転職】おすすめ転職エージェント4選【徹底比較】
薬剤師|自己成長のための転職に迷うときは
単科クリニックの門前薬局でも、状況次第では一つの科を深く学べ、自分の財産となります。ただし知識が偏ってしまうのも事実。まだ経験が浅いうちは、「深く学ぶこと」「いろいろな科を経験すること」どちらも大切です。
現状を変えることに勇気がいるかもしれませんが、悩んでいる現状を乗り越えることで成長にも繋がります。
応援や移動が難しく転職も考える場合は、薬剤師向けの転職サイトに登録して相談してみましょう。エージェントでは担当のコンサルタントが付き、希望に合った職場を探してもらえます。
もちろん利用料は全て無料。登録したからといってすぐに転職しなくても大丈夫なので安心です。登録しないと見られない非公開求人もあるので、現状に不安や迷いがある方は、まず登録してみるのがおすすめです。
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おすすめのエージェントを徹底比較した記事はこちら>>【2023年版・薬剤師の転職】おすすめ転職エージェント4選【徹底比較】
あなたにあう素敵な職場が見つかることを願っています。